大雪の建物被害が400件超に 隣の家に倒れかかる小屋は警察や消防が確認する目の前で屋根が… 青森県青森市
大雪による建物被害が400件を超えました。
青森市の住宅地では、この冬一度も雪を下ろしていなかったという小屋が警察や消防の確認中に崩れました。
塀よりも積もった雪の後ろには、隣の家に倒れかかってしまった小屋。
上から見てみると…。
★青森放送 木下玲斗記者
「屋根の上には大量の雪があったことが分かります」
崩れたのは県立青森聾学校から北におよそ300メートルの青森市安田の住宅地にある小屋です。
きのう午後7時すぎ、近くに住む人から「物置き小屋が壊れそうだ」と119番通報がありました。
★通報した人は
「きのうの午後から音がドンドンとかバリバリとか時々変な音がした どこでだろうと思い何回も見に来た」
「何回も見に来ているうちに、隣の小屋の壁がどんどんどんどん家の屋根に近づいてきた」
通報を受け警察や消防が駆けつけた午後7時半すぎ、現場の確認をしている時に屋根が崩れたといいます。
★通報した人は
「みんながいる中で倒壊してしまったドーンッ タタタッーと」
けが人はいませんでしたが、近所の人によりますと小屋は15年以上使われておらず、この冬は一度も雪下ろしをされていませんでした。
★通報した人は
「屋根の雪は150センチあった 消防の方が言っていてそれが屋根ごと雪ごと車庫の中に落ちた」
県のまとめでは大雪で倒壊するなどした住宅は111件、非住家は300件ときょう現在で建物被害が400件を超えました。
気象台によりますとあさってからは最高気温が10℃を上回る見込みで、これまでに積もった大量の雪の落雪や雪崩などに注意が必要です。