冬の厳しい寒さで育つ伝統野菜セリの収穫が弘前市一町田地区で最盛期を迎えています。

雪が積もるなか盛んに収穫されているのは津軽伝統の冬野菜「一町田のせり」です。
木村四郎さんの苗代では先月中旬から収穫が始まりました。
一町田地区では岩木山からの豊富な湧き水を利用して藩政時代からセリの栽培が盛んに行われ、いまは「守る会」の会員11人が受け継いでいます。

セリは収穫したあと栄養価が高い根の部分まで丁寧に洗って出荷されます。
独特のさわやかな香りとシャキシャキとした食感で鍋の具材として人気です。

★一町田せりを守る会　木村四郎さん
「寒さに厳しく育つのでうまく出来るんじゃないか」
「いちばん簡単なのは卵とじだ。熱くして卵を溶かしたのをすっと入れて混ぜれば良いだけだからどうやって食べてもおいしい」

「一町田のせり」は来年の2月まで収穫され県内のスーパーマーケットで販売されます。