反戦の軍人「水野広徳」の人物像に迫る 松山市で企画展開催
反戦の軍人・水野広徳の生涯を紹介する企画展が松山市で開かれています。
愛媛人物博物館で開かれている「水野広徳」の企画展は、終戦80年と水野広徳生誕150周年を記念して開かれています。
1875年に現在の松山市三津地区に生まれた水野広徳は、日露戦争で水雷艇長として日本海海戦に臨みました。
戦後に執筆しベストセラーとなった「此一戦」では、日本とロシアの戦力比較などをデータを交えてわかりやすく示しているほか、戦場での様子がリアルに記されています。
今回初めて公開された巻物には、軍国主義者から平和主義者へと思想を転換した水野の反戦への思いが綴られています。
愛媛人物博物館 冨吉将平担当学芸員:
「今(の時代)でも十分通じるところがあると思いますので、水野の思想や平和主義を感じ取っていただけたら」
水野広徳の人物像に迫る企画展は、3月9日まで開かれています。