大津波警報の発表を想定 車いすの人がいたら…高校生と地域が連携し避難訓練【愛媛】
愛媛県宇和島市の高校生が、地域と連携した津波の避難訓練を行いました。
宇和島東高校津島分校で行われた訓練には、生徒や地域の住民などおよそ110人が参加しました。
訓練は、土佐湾を震源とするマグニチュード9.0の地震で大津波警報が発表されたという想定で行われ、生徒らは近くにある津波避難場所へと向かいました。
一方で、自力での移動が困難な高齢者施設の入所者を避難所へと連れて行くため、車いすの扱いについて高齢者施設の職員から指導を受けました。
車いすを押した生徒たちからは「急な坂道とかで車いすが浮いてしまう事があってちょっとこわかった」
「率先して車いすを押す係など、力仕事をやっていきたい」といった声が聞かれました。
このほか、運動場では、津波の速さを体感するため、時速60キロで走る車と競争する体験も行われ、生徒たちは津波や災害への理解を深めていました。