愛媛県内の感染症の患者報告数です。前回調査に比べ、インフルエンザは1.3倍、新型コロナは1.5倍と、ともに患者数は増加傾向が続いています。

まず、インフルエンザの患者数です。

県によりますと、今月4日からの1週間で県内の定点医療機関に報告があった患者数は1定点あたり21.67人と、前の週の1.3倍に増えました。

県内全域、依然としてインフルエンザ警報の基準値を超えています。

保健所別でみると西条保健所では24.30人と前の週の1.9倍に急増したほか、四国中央、今治、松山市、宇和島の各保健所では警報レベルの感染状況が続いています。

一方、新型コロナの患者数は1定点当たり4.57人と、前の週の1.5倍に増加しました。患者数は県内全域で増加しています。

県では、これから年末年始にかけてインフルエンザや新型コロナの感染が広がる恐れがあるとして引き続き、定期的な換気やこまめな手洗い、場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。