土砂が流れたプロセス「単純ではない」愛媛 松山城・城山の土砂崩れから3日 愛媛大学の教授らが発生現場で調査
松山城・城山の松山市で発生した土砂崩れから3日。
土砂災害の‟原因究明”に向けた動きも。
きょう午前、愛媛大学の研究者らが調査のため土砂崩れの発生現場近くに立ち入りました。
愛媛大学大学院 理工学研究科 森伸一郎特定教授
「(土砂が流れたプロセスは)一言で言えば単純ではないということです。その幅でずっと(土砂が流れて)行っているのではなくて、地形に制約されて流れて行ってる。普通だったら止まるだろうけど 止まらないで行ってますね、という事実確認だけを皆さんでしてきた」
松山城の城山の北東部では今月1日から、去年の大雨の影響で傾いた緊急車両道の擁壁の復旧工事を行っていました。
今月に入って地面に亀裂が入り、擁壁の傾きが更にひどくなっているのが確認されたことから応急処置として擁壁を壊す作業を行ったということです。
工事現場を確認した教授らは。
愛媛大学防災情報研究センター 岡村未対教授
Q.どのあたりから崩れている?
「工事を最近やってらっしゃるブルーシートをかけている所から、さらに下から始まっている」
森特定教授
「どの規制にもかからなかったから、ああいう風に(工事が)なされているという意味では、ルールに則った対策が十分されていると」
Q.法律上こういう対策をしておかないといけないよということは?
「一通りしてるんじゃないですかね、一通りしていると思います」
松山市は今後、愛媛大学など各機関と協力して土砂災害の原因究明を進めていく方針です。