県内高校で進む‟特色化” 2年後「教員養成コース」設置の伊予高生が小学校で初実習
愛媛県内の高校では学校の‟特色化”が進められています。2年後に「教員養成コース」を設置する高校の生徒が、地域の小学校で初めての実習を行いました。
児童:「ゲームもっとる?」
高校生:「持ってない!」
児童:「フォートナイトしたことありますか?」
高校生:「あ、ない!」
きょう、松前小学校の児童たちとお話したり…一緒に掃除をしたり。児童たちから引っ張りだこだったのは、将来、教員や保育士を目指す伊予高校の生徒たちです。
伊予高校では2年後普通科に「教員養成コース」を設置する予定で、きょうはその準備のために実習にやってきたのです。
このコースでは、学校独自で教員養成のための教科や科目を設定する予定で2年生から文系、理系と並んで選択できるようになります。
伊予高校 学校魅力化担当 空野剛教諭:
「現場に出て、子どもたちと関わる喜びとか楽しみとか教職のすばらしさを感じてもらうことが一番かなと思っておりますので、そういったことを期待してます」
設置の狙いは、教職を目指す生徒に仕事の魅力を知って進路選択に役立ててもらうこと。そして、教員のなり手不足の解消です。
愛媛大学ではコースの生徒を対象に「特別選考」の実施を検討するなど、高校と連携した取り組みを進めています。
伊予高校3年 入江來未さん:
「結構温かく迎え入れてくれて話しかけてくれたりもするので、良かったって安心してます」
高校で進む特色化、そして魅力化。伊予高校では2年後、教員養成コースのほかに「理数情報科」と「芸術科」を新設する予定です。