高知市・長浜小学校4年の松本凰汰さんが南海中学校のプールで水泳の授業中におぼれて死亡した事故。3月11日夜に最終となる第三者検証委員会が開かれ、3月31日に調査結果をまとめた報告書の内容を公表する方針を明らかにしました。

プール事故検証委員会は高知市・長浜小学校4年の松本凰汰さんが去年7月、南海中学校のプールで行われた水泳の授業中におぼれて死亡した事故の原因究明などを行うもので、非公開で開かれてきました。11日夜、最終となる8回目の会合にはオンラインを含め全委員7人が参加し、事故の事実認定について意見を出し合ったということです。

会合の後、中内功委員長が取材に応じ、31日に調査結果をまとめた報告書を市の教育委員会に提出し、その日のうちに内容を公表する方針を明らかにしました。報告書には事故当日や事故後の状況のほか、事故原因や再発防止策などについても記載していて、A4サイズ100ページを超える内容だということです。中内委員長は「事実関係については十分調査できた」「原因についても一定把握できた」と述べました。