2月23日に行われた高知ユナイテッドSCのホーム開幕戦。
試合後には、長年クラブを引っ張り去年末に現役を引退した横竹翔選手の引退セレモニーが開かれました。

高知ユナイテッドSCのホーム開幕戦。ゲーム終了後、サポーターから声援を浴びる1人の選手がいました。

横竹翔さん、35歳。10年間高知でプレーし、去年末にユニホームを脱ぎました。

横竹さんは広島県出身。J1・サンフレッチェ広島やガイナーレ鳥取でプレーした後、2015年に高知ユナイテッドの前身・アイゴッソ高知に入団しました。
入団以降6年間キャプテンを務め、サポーターからは「キャプテンつばさ」の愛称で親しまれていました。

■横竹翔さん
「サッカーの力によって街も活性化すると思うし、子どもたちに夢を与えられると思うので、1年でも早くJリーグのチームができるように戦っていきたい」

チームの大黒柱として高知初のJクラブ誕生に大きく貢献した横竹さん。
J3参入を決めた3週間後、現役引退を発表しました。

セレモニーの前には引退を惜しむサポーターが横竹さんへの想いを横断幕に書き込んでいました。

■横竹さん
「高知に来た時を思い返すと、この景色にたどり着くまで長かった。

セレモニーの後、横竹さんは陸上競技場を1周しサポーターの元へ。
つばさコールが競技場に響き渡りました。

そして、横竹さんからサポーターへ最後の挨拶です。

■横竹さん
「みんながいればこのチームはもっと強くなるので応援して」

横竹さんは今シーズンからJ2・徳島ヴォルティスのユースチームのコーチを務めています。

サポーターからは温かい拍手と感謝の言葉がいつまでも送られていました。