3月20日に行われたルヴァンカップ1回戦、高知ユナイテッドSC対ガンバ大阪には多くのガンバサポーターが春野に詰めかけました。
試合だけでなく高知も満喫した大阪のサポーターに密着しました。

ルヴァンカップ1回戦で高知ユナイテッドSCに2対1で勝利したガンバ大阪。
来場者は6929人。高知ユナイテッドSCの広報によりますと、ガンバの応援団が集まるゴール裏チケットだけで1718枚売れていて、メインスタンドも合わせると2000人近くのガンバサポーターが詰めかけたということです。

試合後、ひろめ市場に行ったりカツオの藁焼きの行列に並ぶガンバサポーターの姿が。

Jリーグでアウェーの地域の観光を楽しむ「アウェーツーリズム」。
今回、ガンバサポーターの木村さん家族に密着しました。

ユニホーム姿のまま入ったのは帯屋町アーケードにある居酒屋「室戸屋ジロー」。
大阪から自家用車で5時間かけてやってきたという木村さん家族。父・圭一さんに母・京子さんそして、彩さんと紗希さんの仲良し姉妹です。

高知名物をいくつか注文し、再び勝利の美酒に酔いしれます。
もちろんカツオのタタキも。

木村さん家族はよさこい祭りで何度か高知を訪れているそうでここからは日本酒タイムへ。
お酒も進んできたところでルヴァンカップの話題に。

店に入ってくるこちらの若者たち。なんと、試合を終えた高知ユナイテッドSCの選手たちでした。「室戸屋ジロー」では選手を支えるため毎週木曜日に500円で夕食を提供していて、この日は7人の選手がやってきました。

■高知ユナイテッドSC・水野颯太選手
「鍋美味しい。最高です」
■高知ユナイテッドSC・三好麟太選手
「助かります」

ピッチに立っていた選手との思わぬ遭遇にテンションが上がるガンバサポーター。
■ガンバサポーター・木村紗希さん
「ファンになった。戦いたくはないけど」

7000人近くが詰めかけた20日の試合。
■ガンバサポーター・木村さん家族
「ゴール裏に集まって、みんなでコレオしてほしい」※コレオ＝コレオグラフィーサポーターが紙などを持って作る人文字のこと

高知の夜を満喫した木村さん家族。
21日は中土佐町の久礼大正町市場や高知市の牧野植物園を観光するということです。
今シーズンからJリーグに参入した高知ユナイテッドSC。

サッカーの「勝負」だけではない“アウェーツーリズム”という形で県観光を大いに盛り上げています。