高知県の人事委員会は、県職員の月給とボーナスを去年に引き続き引き上げるよう知事に勧告しました。月給とボーナスをともに引き上げるのは3年連続です。

県人事委員会の門田純一委員長は、10月11日に濵田知事に県職員の給与についての勧告書を手渡しました。今回の勧告では、人材確保の観点から初任給を大幅に引き上げるとともに若年層や30代後半までの職員に重点を置くもので、勧告に基づく来年採用の大卒者の初任給は額面で22万5200円となり、現在より2万3800円引き上げられます。

また、職員の平均年間給与は勧告後に569万4000円となり、年間で20万6000円増加。ボーナスも支給月数を0.1か月分引き上げます。勧告を受けた濵田知事は「国や県の財政状況、ほかの地方公共団体の取り扱いなどを踏まえて判断しなければならない」と応えました。