×

県内初!“空飛ぶクルマ”のデモ飛行 機体は垂直に空高く飛び上がる 物資の運搬や遊覧飛行での活用に期待【長野】

2024年10月11日 19:41
県内初!“空飛ぶクルマ”のデモ飛行 機体は垂直に空高く飛び上がる 物資の運搬や遊覧飛行での活用に期待【長野】

近い将来、物資の運搬や交通手段が変わるかもしれません。
北安曇郡白馬村で11日、県内では初めてとなる“空飛ぶクルマ”のデモ飛行が行われました。

「5,4,3,2,1。テイクオフ!」

木下歌織キャスター
「今、空飛ぶクルマが離陸しました。 機体は安定して垂直に空に舞い 上がっていきます」

披露されたのは「次世代空モビリティ」、通称「空飛ぶクルマ」です。
標高800メートルの山岳エリアでは国内初、県内でも初めての飛行となりました。

これは世界初の自律型の無人航空機。電気で動かすため、環境にも優しいということです。
将来的には物資の運搬や遊覧飛行での活用が期待されています。

木下歌織キャスター
「今、機体から100メートルほど 離れています。プロペラ音は しますが、騒音レベルは70デシベル を下回っています。これは工場の騒音より低い数値。静かなのも特徴の一つです。入り口も広いです。乗ってみると 足を伸ばせるほどゆったりして います。中にはハンドルはなく、タブレットのみ。乗り心地もゆ ったりしていて近未来をすぐ目 の前に感じます」

これはドローンや「空飛ぶクルマ」を身近に感じてもらおうと、県が企画したもので企業・団体向けに公開されました。
会場ではこのほか、VRによる飛行体験も行われました。

木下歌織キャスター
「一瞬でこの高さになるんですか 実際も?」

担当者
「飛行機と違って滑走することな く垂直に飛び上がってきますのでかなり速く(ビルより上の) 高さになる」

「空飛ぶクルマ」について、日本では2030年までにパイロット式で、それ以降は自動運転型での商業運行を目指しています。

県DX推進課 小山力CDO代行
「モノづくりとか産業振興だったり、空飛ぶクルマが発展することでチャンスが広がる良い土壌の県だと思っています」

アルピコホールディングス 今村正平取締役
「長野県内でいくと松本空港やリニアの駅から二次交通として山岳の観光地を結ぶ交通手段として空飛ぶクルマの可能性を感じます」

12日は一般向けのイベントが開かれ、デモ飛行やドローンの操縦体験が行われます。

    テレビ信州のニュース