短い期間しか味わえない高知の旬の味覚・メジカの新子の水揚げが高知県中土佐町で始まっています。

さっぱりとした柑橘で味わうもっちりした食感。いまが旬の高知の味覚、メジカの新子です。
メジカの新子とは生後1年未満のソウダガツオの稚魚のことで、例年8月下旬から9月下旬までの短い期間しか出回らないこの時期ならではの味覚です。

今年は去年より早い8月上旬ごろに獲れ始め、例年よりも多く獲れているそうです。

行列ができていたのは、去年から中土佐町の久礼大正町市場にお目見えした「メジカ横丁」。
4つの小屋があり、それぞれの小屋で店の人がメジカの新子をその場でさばいて提供します。

メジカの新子は鮮度が命で、水揚げされたその日でないと食べられないため県外ではほとんど流通することがありません。中土佐町では主に皮や血合いを取り除き、高知県内で栽培される柑橘・ブシュカンをたっぷり絞って味わいます。

訪れた人は、心ゆくまで旬の味を楽しんでいました。

一方、メジカの新子の人気の高まりを受けて今年から市場には新たにモニターが設置されました。このモニターではその日、久礼の町で新子を提供している店をチェックすることができます。
また「なかとさ観光協会」のサイトでも同じ画面を見ることができ、スマホで手軽にメジカの新子の提供状況を知ることが出来ます。

中土佐町久礼大正町市場では9月下旬までメジカの新子を楽しめるということです。