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災害時に有効な自動販売機 設置の意義をフタガミグループに聞く【高知】

2024年8月21日 18:40
災害時に有効な自動販売機 設置の意義をフタガミグループに聞く【高知】
ホームセンターなどを展開しているフタガミグループは、災害時に有効な自動販売機の設置を進めています。
防災への意識が強まる今、設置の意義を取材しました。

高知県内でホームセンターなど24店舗を展開するフタガミは今年6月から店舗や事務所に災害時に有効な自動販売機の設置を進めていて、現在24か所、あわせて36台あります。

フタガミの防災スタッフが昨年度、阪神淡路大震災や東日本大震災などの被災企業をまわってヒアリングを行い、その中で水の必要性に対する声が多かったことから災害時用の自動販売機の導入を決めたものです。

災害時に停電しても飲み物を従業員や被災者に無料で提供できるよう、この自動販売機はレバーを回して発電したり鍵を使って災害時用のバッテリーを起動できるようになっています。

8月8日の気象庁が発表した「南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意」を受け、この店では水や食料品、簡易トイレなどが売り切れになりました。
こうしたことを受けてフタガミ防災アドバイザーの楠瀬淳司さんは家具の転倒防止や水・食料の備蓄など普段からの備えが必要だと強調します。

今年に入り全国で地震が相次ぎ、初の「南海トラフ地震臨時情報」が発表されるなど防災についての意識が一段と高まるなか、いま出来る備えを見直し、強化していく必要があります。
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