政府の地震調査委員会は南海トラフ地震が今後30年以内におこる確率について、従来の「70から80パーセント」を「80パーセント程度」に引き上げ公表しました。

地震調査委員会は日本周辺の海域や活断層で地震が起こる確率について、1月1日時点の結果を公表しました。南海トラフ沿いでマグニチュード8から9程度を想定する巨大地震が今後30年以内におこる確率は、従来の「70から80パーセント」から「80パーセント程度」に引き上げられました。

日本海溝や千島海溝沿いでも上昇していて、最大マグニチュード8.6程度の地震が想定される十勝沖では「20パーセント程度」にあがっています。

この確率は地震が発生しないと時間の経過とともにあがるもので、地震調査委員会は、急に危険度が高まったものではないとしています。