悪質商法から顧客を守る 証券会社社員に警察から感謝状
顧客の高齢女性が悪質商法にだまされていることを見抜き、被害を防いだとして、証券会社の社員2人に警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、野村証券高松支店の南里奈央子さんと、並木孝裕支店長です。今年7月上旬、顧客の高齢女性から営業担当の南里さんのもとに、国債を解約したいという電話が。
(南里さん)「近日中に、現金を手渡しで欲しいと言われまして。さすがに、この時代にこういうことは聞かない。不信感がありましたので。」
その事情を聞こうとすると。
(南里さん)「かなりヒートアップされていて。(現金を)出してくれないなら全部出金すると言われたので。まず、お話を聞こうという姿勢で冷静に、こちらも対応しました。」
丁寧にヒアリングを続けると、女性が、悪徳業者から屋根瓦の修理に多額の現金が必要と言われていることが発覚。同僚、上司と連携して、すぐに警察に連絡し被害を未然に防ぎました。
(南里さん)「客の大切な資産を守ることが出来たので。本当にお役に立てて良かった。」
(並木支店長)「勤め上げた退職金などが、こうした詐欺などで誰かの手に渡って しまうことが、我々の業務を通じて防ぐことが出来るのであれば、引き続きアンテナを高くしていきたい。」
客に寄り添う優しさと粘り強い行動が、犯罪被害を未然に防ぎました。