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病院で不審者対応訓練 通院患者が刃物を持ち出したとの想定 笠岡市

2024年7月10日 18:50
病院で不審者対応訓練 通院患者が刃物を持ち出したとの想定 笠岡市

 岡山県高梁市の病院で8日、看護師が刺される殺人未遂事件が起きました。凶悪事件の被害を最小限に食い止めるため、岡山県笠岡市の病院が10日、凶器を持った不審者に対応する訓練を行いました。

 笠岡第一病院で行われた訓練には、病院スタッフと地元の警察官、合わせておよそ30人が参加しました。頭痛の診療に来た男が優先的に診察しろと要求し、刃物を振りかざす想定です。

(犯人役)「いいけえ(いいから)! 医者呼んでけえって!頭痛えって来とんじゃろうが!」

 病院スタッフは110番通報をすると共に、患者を鍵のかかる診察室に誘導しました。また、警察が駆け付けるまでストレッチャーやイスを使って安全な距離を保ちながら、不審者の説得にあたりました。

(病院スタッフは)「タイヤが動きますのでちょっと踏ん張りにくいかなと感じることはありましたけども、正直、使えるものは何でも使える様に、私たちも普段から心構えが必要なのかなと。」

 岡山県医師会と岡山県警は去年11月、連携協定を交わし、凶悪事件を未然に防ぐための訓練を行っています。

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