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容体急変の妊婦に対応出来る救急救命士の育成めざし 倉敷中央病院がクラウドファンディング始める

2024年7月24日 16:15
容体急変の妊婦に対応出来る救急救命士の育成めざし 倉敷中央病院がクラウドファンディング始める

 容体が急変した妊婦に対応出来る救急救命士を育てようと、倉敷市の病院が講習の費用を募るクラウドファンディングを始めました。

 クラウドファンディングを始めたのは、倉敷中央病院です。岡山県内は医療機関の再編が進み、特に西部地域で分娩ができる病院の空白が深刻です。倉敷中央病院でも、西部からの搬送が最大で2時間かかり、急変した妊婦への対応が課題となっています。

 講習会は、救急救命士に搬送時の分娩や出血などへの処置を学んでもらう内容です。資材の購入や講師の派遣で、合わせて350万円を見込み、クラウドファンディングで募ります。

(産婦人科 清川晶部長)「一番は社会問題であるということを皆さんに知ってもらいたい。西部地区だけでなく、県内だけでなく全国の問題。」

 病院は、9月末までクラウドファンディングを募集し、2025年1月に講習会を開きたいとしています。

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