否決の見通しから一転、異例の決着です。アメリカの会員制量販店「コストコ」の誘致をはじめ、岡山県赤磐市が進める新拠点施設の整備費を巡る提案が、今日（12日）の市議会で可決されました。

　今日、開かれた赤磐市議会の臨時議会。新拠点施設の市道の整備費およそ8000万円の一般会計補正予算案について、来年度への繰り越しを求める提案が出されました。

　赤磐市は、コストコを含めた新拠点の整備を進めています。しかし、議会から市長の説明不足が指摘され賛否が分かれていて、3月の定例議会で繰り越しが認められなかったため、今日、再提案されました。

　議会を休会し開かれた委員会で、提案は反対多数で否決され、迎えた再開後の本会議。議員1人が議場に戻らず、賛成と反対が7票ずつに割れたため、通常は採決に加わらない議長に判断が委ねられた結果・・・

（議長）「議長は可決と採決します。」

　否決の見通しから一転、補正予算案は可決されました。