【真冬逆戻り】寒波再来で氷点下の冷え込み“春の足音”いずこ…影響長期化に県内各地で困惑の声も(静岡)
再び日本列島を襲った強い寒気。日本海側を中心に広い範囲で雪が降る中、静岡県内にも寒気の影響が…。
(坂井 太一 記者)
「緩い風が吹いていて。その風が冷たいんです」「見てください。0度となっています」
17日は暖かく、御殿場市の最高気温は13.2度でしたが、18日は一転、寒くなり、最低気温は氷点下0.8℃に。
(タクシー運転手)
「(きのうは)この季節にしては暖かいなと思いました」「けさは冷え込んじゃってすごい寒暖差」
(50代 会社員)
「手が冷たい…手袋しようと思うくらい寒いです」「きのうより着込んでくればよかったと思っています」「早く春が来てほしいです…」
その後、私たちは小山町へ…。冨士浅間神社の滝には…「つらら」ができていました。参拝前に手と口を清める「手水舎」もしたたる水が凍っていて…。池は…。
(坂井 太一 記者)
「水が冷たい…冷たい…わあ、すごい…」
厚さ5ミリほどの氷が張っていました…。
一方、河津桜の開花が待ち遠しい河津町では…。
(山田 豊 記者)
「河津町の山間部です。一輪だけ咲いた桜が雪に凍えている様子がうかがえます」
午前8時ごろから、山沿いを中心に雪が降り出しました。
(観光客・茨城から)
「ちょっと雪が降るとは思わなかったです」「びっくりです」
河津桜の原木は3分咲きとなり、ツアーバスも多く、朝から大勢の見物客が訪れていました。
(観光客・広島から)
「私たち寒いところから来たから暖かいです」
(観光客・長野から)
「もうちょっと暖かいはずだった」「天城(峠)は(雪で)白いでしょ?怖いよ帰りが」
一方、河津川沿いの桜並木では、午前10時過ぎ雪がちらつきはじめると、売店では悲痛な声が…。
(たい焼き店)
「これじゃ、どうなっちゃうんだかね。花は全然咲かないし」
例年なら、この時期が最も集客が期待できるのですが、今週末まで居座るという寒波に出店業者の人たちは悩まされていました。
寒さは静岡市内でも…。
(佐野 巧 記者)
「午前8時半過ぎの静岡市内です。きのう10度を超えていた気温計も4度と、冷え込みが強まっています」
18日朝の最低気温は、静岡市井川で氷点下5.8度。浜松市佐久間で氷点下3度など、県内18の観測地点のうち6地点で氷点下に。
日中になっても気温は上がらず、最高気温は、静岡市駿河区で10.3、三島市で9.3度、浜松市中央区で7.8度と、ほぼ全域で10度を下回りました。前日までの暖かさはどこへ行ってしまったのか。
(通勤中の人)
「急に寒くなったので冬に逆戻りかなと」「暖かいものを買いました」「女性は寒暖差頭痛になる人が多いみたいだが、私も痛み止め飲んでいる」
(通勤中の人)
「起きるのが辛かった」「寒くなる初日だったので、きょうは気合いを入れて朝起きました」
寒さをこらえて、朝からほうきを手に掃除をしている人の姿がありました。
(清掃スタッフ)
「きょうは朝6時半ぐらいから動いているが、朝、2度ぐらいで、だいぶ寒かった」「動いてしまえば、だいぶ暑くなるが、朝は、結構、手が辛い」「ほかの寒いところに比べれば、いい方なので大丈夫です」
(芳賀 康俊 記者)
「普段、多くの家族でにぎわう焼津市の公園です。しかし、きょうは人影がほとんどありません」
寒さの影響か人の姿は少なく…。
(公園を訪れた人)
「きょうは空いています。寒いせいか、人が少ないです」
散歩をする犬も、この寒さに震えていました。子どもたちも…。
(子ども)
「寒い」
(子ども)
「寒い」
暖かい帽子をかぶって寒さをしのいでいました。一方で、人が集まっていたのは、焼津市役所にある、あったかスポット、足湯。
(足湯利用者)
「寒いと体が冷える」「すごく温まります」
手足が冷え、防寒対策が欠かせない寒さとなっているようです。
一方、17日、日中の最高気温が12度を超えた浜松市も…。
(西尾 拓哉 記者)
「きょうの浜松市内は、強い風が吹くと葉っぱも大きく揺れています。さらに気温も低く、正午過ぎですが、手元の温度計は6度をさしています」
4度以上低い、7.8度止まり。加えて風も強く、最大瞬間風速は18メートルを超えました。「浜松城公園」には、県外からも多くの観光客が訪れていましたが、“遠州のからっ風”に驚いたようです。
(観光客・奈良から)
「風が強くて、“遠州のからっ風”と聞いてびっくりしました」
インタビュー中に、風にあおられる場面も…。
(観光客・奈良から)
Q.今も体が?
「押された感じで…すごい風が強くて。奈良はこんな風吹きません」
気象台によりますと、強い寒気はしばらくとどまり、厳しい冷え込みは24日ごろまで続く見込みです。