【不適切盛り土】県のこれまでの対策で効果の有無は?県議会で認識問われた知事「一定の効果あった」(静岡)
不適切な盛り土に対して、静岡県のこれまでの対策に効果はあったのか。10日の県議会で質問があがりました。
10日の本会議では、ふじのくに県民クラブの曳田卓議員が、静岡県が今まで行ってきた盛り土対策の効果と課題について、どのように認識しているのか鈴木知事に質問しました。
これに対し鈴木知事は、不適切な盛り土の通報窓口「盛り土110番」や、職員がパトロールで把握した不適切な盛り土に対する監視・指導により、土砂の搬入を停止させるなど、10月末時点で66件の是正が完了したことを明らかにしました。
鈴木知事は「取り組みにより災害の未然防止や、生活環境の保全に一定の効果があった」と話した一方で、是正が完了していない不適切な盛り土がまだ数多く存在しているとし、法律と条例による適切な規制を通じて県民の安全と安心の確保に全力で取り組むと話しました。