【今夏の海難状況】清水海保・下田海保いずれの管内も事故船舶数は前年下回る…“台風”や“地震”も要因か
清水・下田の両海上保安部は、それぞれ、この夏の海難事故の発生状況をまとめました。いずれの管内でも事故船舶数は前年を下回ったほか、マリンレジャーに伴う人身事故での死者・行方不明者数も前年を下回りました。
このまとめは、2024年7月1日から8月31日までの期間の海難発生状況の速報として、9日、清水・下田の両海上保安部それぞれが発表したものです。それによりますと事故船舶数は、清水海保管内で前年を8隻下回る5隻、下田海保管内で前年を4隻下回る4隻で、いずれも前年を下回り、死者・行方不明者はいませんでした。船舶の海難の減少について、清水海上保安部では、8月の台風や「南海トラフ臨時情報」の発表を要因に挙げています。
一方、マリンレジャーに伴う人身事故については、清水海保管内で前年より5人多い8人、下田海保管内では前年を13人下回る7人となっていますが、死者・行方不明者については、それぞれ2人にとどまり、いずれの管内でも前年より4人減少しました。
清水・下田 両海上保安部では、秋のマリンシーズンを迎え、海難防止のため、船舶の点検整備やライフジャケットの着用、気象状況や緊急時の連絡手段の確認を呼びかけるなど、引き続き、安全啓発に取り組んでいくことにしています。