【我がマチのあったかグルメ#1】白糠町のソウルフード 釧路とは一味ちがう”スパカツ”とは?
北海道内各地の地元の味を紹介するシリーズ企画「我がマチのあったかグルメ」。
今回は釧路市の名物「スパカツ」にひと手間加えた、白糠町のソウルフードです。
地元の常連客がこぞって注文するグルメとは、一体どんな味なのでしょうか。
食欲をそそる音が鉄板の上で踊ります。
釧路市の名物「スパカツ」のようですがー
実はちょっと違います。
その正体は、麺にたっぷりカレー粉を加えたカレースパカツです。
(記者)「しっかりカレーのスパイスが効いていて、ミートソースとの相性もすごくいいですね。これはやみつきになるかもしれない」
このメニューが生まれたのは、スパカツの聖地・釧路市の隣町、白糠町です。
創業35年、地元で愛され続けるレストランの人気メニューです。
常連客を虜にする味は一体どうやって作られているのでしょうか。
ミートソースには阿寒産の豚肉と国産牛肉のひき肉をたっぷり使います。
そして隠し味に…何を入れているのでしょう。
(エランドール店主 佐々木明久さん)「企業秘密なので、ごめんなさい」
一方、炒めたスパゲティに投入するのは、これまた秘伝のカレー粉です。
試行錯誤の末にたどり着いた独自の調合スパイス。
門外不出のレシピでつくられたミートソーススパゲティの上に、揚げたてのとんかつを乗せればー
これぞ、白糠町のあったかグルメ・カレースパカツです。
スパカツを食べ慣れた釧路市民も思わず舌鼓をうちます。
(釧路市民)「ミート(ソース)は慣れ親しんだ味なんですけど、カレー味がプラスされていておいしいです」
(釧路市民)「体の芯まで温まりそうでついつい選んじゃいますね」
おもむろに鉄板ごと包むと、突然店の外に出る店主。
ランチ時には出前の配達も行っています。
出前でもアツアツなのがこのお店の特徴です。
(常連客)「熱いです。食べる時は必ずコレで、これ以外食べていないです」
(エランドール店主 佐々木明久さん)「やっぱり熱いので、汗かいて食べるんじゃないですかね。もっとたくさんのお客さんに食べてもらいたい」
白糠町の「カレースパカツ」は、釧路市の「スパカツ」に負けないあったかグルメとして愛されていました。