【我がマチのあったかグルメ#2】天丼の高さが40センチ⁉ どうやって食べる? 北海道深川市
北海道内各地の地元の味を紹介する「我がマチのあったかグルメ」。
きょうは圧倒的な見た目のインパクト!
深川市の名物「タワー天丼」です。
どう作っているのか?そしてどう食べるのか?その秘密に迫ります。
思わず笑ってしまうほど高くそびえ立つ、揚げたてアツアツの天ぷら!
深川市の人気グルメ「タワー天丼」です。
中央にそびえ立つのは春菊の天ぷらで、それを支えるように季節の野菜や白身魚、エビ天3本がぐるりと囲みます。
高さはなんと40センチ!
一升瓶の高さに匹敵します。
提供しているのは深川で40年営業を続ける食堂です。
(食事処 藤 佐藤義典さん)「遊び心で作ったのがウケてしまった。これぐらいの高さが(客が)喜んでくれて、どんどん高くなって倍ぐらいの高さになった」
店主の気まぐれで生まれたタワー天丼。
7年ほど前から提供をはじめ、いまでは店の一番人気です。
では、気になる食べ方は?
(食事処 藤 佐藤義典さん)「(タレを)たらっとかけたら丼を回しながら、そんなにしょっぱくないから」
みなさん教えられた通りにタレをかけてー
(客)「どうやって食べたらいい?」
はたしてどう食べるのか?この答えはー
立ち上がって豪快にかぶりつきました。
タワー天丼を倒さないようにほとんどのお客さんが上から食べ進める中、この方はー
食べ始める前に倒れてしまいましたが、その味に間違いはありません!
(深川市民)「ボリュームがあっておいしいです」
(埼玉県から旭川市に帰省中の人)「とてもおいしかったです。いままで見たことがないぐらいの大きさでびっくりしました」
誰しも驚くこの高さを出すために試行錯誤があったといいます。
(カメラマン)「最初は倒れた?」
(食事処 藤 佐藤義典さん)「倒れましたね」
春菊の天ぷらが倒れないように鉄板で形を整え、根元を太くします。
(食事処 藤 佐藤義典さん)「(春菊は)立てるものだから台になる方がか細いと立たない。揚がりが悪いとふにゃっとなっちゃうから、ある程度揚がりも良くしないと」
熟練の技で大きな春菊の天ぷらを自立させます。
さらにー
(食事処 藤 佐藤義典さん)「やぐらのように支えている、ネタで。なかなか真っすぐ立たなかったが、ここ2,3年一個も倒れなくなりました」
試行錯誤を重ねながら深川の名物になったタワー天丼。
これからもバツグンのインパクトでお客さんを喜ばせてくれそうです。