食材高騰に悩みながらも…縁起物「恵方巻」に知恵絞る 今年の商戦を石黒記者が探る
2025年の節分は2月2日!
札幌市内のデパートではバラエティ豊かな恵方巻が並びます。
一方で、原材料高騰の影響を受け、恵方巻も値上げの波が押し寄せています。
マグロに鯛、ウニなど15種類の海鮮が入ったボリューム満点の恵方巻にー
ローストビーフとリーフレタスなどの野菜を一緒に巻いた和洋折衷の恵方巻も。
(石黒記者)「2月2日は節分。節分といえば恵方巻ですが、こちらのデパートではなんと75種類もの恵方巻が並びます」
2025年の節分は地球と太陽の位置関係などから暦がずれるため、例年より1日早い2月2日。
日曜日ということもあり、家族や友人と節分を楽しめるようにと、個性豊かな恵方巻75種類が並んでいます。(※一部は2月2日から)
中でもこちらの弁当店では、一風変わった恵方巻を販売するといいます。
それがこのズワイガニの身で巻いた贅沢な恵方巻。
中にも外にもズワイガニがたっぷり入っています。
(石黒記者)「すごい贅沢、ずっしり重たいです。上にのったカニが分厚くて食べ応えがあります。中にもカニが入っているので、うまみが口の中に広がっておいしいです」
(大丸札幌店生鮮食品・惣菜担当 大山里奈さん)「バラエティ豊かにそろえたので、家族や会社の人と無病息災を願ってお召し上がりいただきたいなと思います」
一方で、恵方巻にもある影響がー
毎年恵方巻きを販売している釧路市内の回転寿司店です。
こちらでは通常より短く手ごろなハーフサイズの恵方巻を2種類販売。
ハーフサイズでも食べるのに時間がかかるほどボリューム満点。
(武田記者)「ハーフでも太くて食べ応えがあって、さすが海のマチ・釧路とだけあって海の幸もおいしいです」
しかし、2025年は米に海苔、キュウリといった原材料費が高騰したため、1種類を2割程度値上げ。
それでも具材の種類や量を変えずにこのボリュームを維持しています。
(回転寿しまつりや 石黒英尚常務取締役)「すし屋だからこそ食べられる恵方巻をぜひ食べてほしいです」
みんなで楽しむ恵方巻に手ごろで食べやすい恵方巻も。
値上げの中でもおいしく食べてもらおうと工夫をこらした恵方巻が誕生しています。