九州産「小松菜」復活で北海道も価格安定! 実は生で食べられる? おいしい小松菜レシピを紹介
価格の高騰が続いていた野菜の葉物類ですが、中でも小松菜が3月になりようやく例年並みの価格に戻ってきました。
実は、小松菜は生でも食べられるんです。
小松菜を使ったカラフルなサラダに小松菜を混ぜたおにぎり。
生活応援野菜・小松菜の新しい食べ方です。
(向山記者)「高騰が続いた葉物ですが、今月に入り小松菜は例年通りの価格に落ち着いたということです」
札幌市東区のスーパーでは小松菜が2月から値下がりして販売されています。
(ARSPA美香保店 瓜谷健一店長)「2月の上旬くらいまでは250円くらいの売価帯でしたので。売価的には一袋50円くらい安くなっています」
冬の間、小松菜の産地である九州で寒波により生育が悪かったため、北海道に消費されるはずの関東産が九州方面へ出荷されていました。
このため、2月までは小松菜の高値が続いていましたが、3月から生産も回復し、値段が50円ほど下がっています。
(ARSPA美香保店 瓜谷健一店長)「野菜高騰要因としては天候不順。その部分が回復してきて収穫量が増えてきているので、価格が安定してきている」
この店によりますと、当面は値上がりしない見通しだということです。
ようやく価格が落ち着いてきた小松菜。
料理の活用方法といえば…
(買い物客)「お雑煮に入れます。あまり生では食べない。胡麻和えとか茹でて食べる」
(買い物客)「厚揚げと煮込む。あんまり生では食べないですよね。意識的に加熱して食べるものって感じ」
茹でて料理にする人がほとんど。
しかし、小松菜の調理法はそれだけではないんです。
野菜ソムリエ上級プロの吉川雅子さんに伺いました。
(吉川雅子さん)「みんなおひたしとかにいっちゃうけど生で食べられるんです。生だとビタミンCが破壊されない、とてもいい野菜です」
小松菜を生で食べられるレシピを教えていただきます。
洗った小松菜の茎を1センチ角で切ります。
あとは、好きな野菜を1センチ角に切れば小松菜のカラフルサラダの完成。
マヨネーズ、ケチャップ、酢、オリーブオイル、塩コショウを混ぜたオーロラソース風ドレッシングとも相性抜群です。
そしてもう一品。
刻んで塩で味付けし、水をきった生の小松菜をご飯に混ぜ、しらすや梅などとあえれば、小松菜混ぜご飯の完成です。
おにぎりにしてさっと湯がいた小松菜の葉で包めば、見た目華やか「小松菜おにぎり」に。
(向山記者)「出来立てのおにぎり。シャキシャキ、小松菜の香りが鼻に抜けますね。おいしいです」
(吉川雅子さん)「(小松菜は)鉄分、カルシウム、カリウムも入っていて、ほうれん草と変わらないが、ほうれん草はシュウ酸があるのでちょっと加熱しちゃう。そうするとビタミンCが減ってしまうので、小松菜のいいところは生で食べられるところ」
お手頃価格になってきた生活応援野菜の小松菜を美味しくいただいてはいかがでしょうか。