物価高のニュースばかりで嘆息のなか…葉物野菜はいまが安い!キムチ専門店オーナーも歓喜
レタスやキャベツなど葉物野菜の価格が安くなっています。
2024年は天候に恵まれ収穫が順調のためで、家計にやさしい食材となっています。
広大な畑で育ったレタスが次々と収穫されていきます。
北海道幕別町では、ことし春先からレタスが順調に育っていて、安定した出荷が続いています。
(農家)「朝どりをメインでやっているので、シャキシャキ感は消費者のみなさまに届いていると思います」
札幌市内のスーパーを訪ねてみると・・・
(鷲見記者)「野菜売り場の正面、一番目立つところに置いてあるのがレタスです。価格も103円とかなりお財布に優しいです」
数か月前は200円台だったレタスが半額近くまで安くなっていました。
物価高騰が続くなか、安いレタスを買い求める人が多く見られました。
(客)「すごい安いから飛びついて見に来た。すごい安い」
(客)「安いですよね!いつも198円とか298円とかするけど、今日は安いので2個買いました」
こちらのスーパーではレタス以外の野菜も価格が下がっていて、高い時には1玉400円台だったというキャベツが、いまは171円になっていました。
(卸売スーパー 津司達也社長)「ちょうど産地が重なって出てきているので、それで(値段が)下がってきている感じですね。キャベツとかが安いとなると、お客さんの動き全体もよくなるので、逆に高いと他のものまで敬遠されてしまったりとかって、そういうパワーがある野菜なので、そういう意味ではありがたい」
立派な白菜もお手頃価格で購入できます。
まとめ買いしていたこちらの男性は、キムチ専門店のオーナーです。
韓国本場の味にこだわった手作りキムチを作っていて、1週間におよそ200玉の白菜を使っています。
(北海道キムチからくさ 韓基振さん)「4月5月のときは400円~500円くらいまで上がった時もあって、その時は本当に作れば作るほどマイナスだった」
毎日札幌市内のスーパーを自ら巡って、安く品質の良い白菜を探して購入していました。
仕入れ値は一時期、月40万円まで高騰しましたが、いまは24万円ほどまで下がり、経営への負担も減ったといいます。
(北海道キムチからくさ 韓基振さん)「10円上がったり20円上がったりって、大量に買って作っている工場の立場で考えるとすごく苦しいんですよ。白菜なしのキムチは考えられない。最近では白菜も安くなって、それだけでもうれしいです」
収穫が順調で手ごろな値段となっているレタスなどの葉物野菜。
物価高騰が続くなか、家計にやさしい食材となりそうです。