コンビニ激戦区北海道がアツい!全国に先駆け新サービス続々「ライバルと差別化」その戦略とは?
コンビニエンスストアの激戦区・北海道で、新たなサービスが続々と誕生しています。
全国に先駆けて、宅配限定商品の販売や道産素材にこだわったスイーツなど、狙いはほかのコンビニチェーンとの差別化です。
(配送員)「こんにちは。7NOWです」
大きなリュックを背負った女性は、コンビニの配送員です。
(宇佐美記者)「コンビニの商品を自宅で受け取ることができるこのサービス。今回揚げ物など新しいメニューが増えました」
大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」の宅配サービス「7NOW」です。
道内の半数以上の店舗で導入しています。
専用のアプリなどから注文すると、店で販売している商品を最短20分で自宅に届けてくれます。
2024年8月6日から新たに宅配限定の商品が登場しました。
店で揚げたばかりの「からあげ」や「ポテト」などが、全国に先駆けて道内で宅配が始まります。
(セブン-イレブン・ジャパン 企画本部 由井大輔さん)「7NOWの売れ筋商品を確認すると、上位の大半が揚げ物。この商品でさらに差別化された出来立ての商品を提供できれば、7NOWの需要も高まると」
さらに、店で焼いたピザも7日から本格的に販売します。
デリバリー需要が高まる中、買い物弱者の支援にもつなげたいといいます。
(セブン-イレブン・ジャパン オペレーション本部 幅崎哲央さん)「様々な地域課題、社会課題が北海道なりのものがあると思う。客または地域の活性化に繋がる取り組みにしていきたい」
道内のコンビニの店舗数は増加傾向にあります。
2023年は過去最高の3028店舗。
人口10万人あたり店舗数が多いのも大きな特徴で、競争が激化しています。
ローソンでも6日から新たな商品の発売に乗り出しました。
北海道産の牛乳を使ったパンやスイーツなどの5品です。
特にこだわりが詰まった商品は、こちらのシュークリーム。
中には道産牛乳のミルククリームと練乳ホイップが…
(山岡記者)「クリームたっぷり!中のクリームが濃厚で、牛乳の風味も感じられておいしいです」
発売のもう一つの狙いは、牛乳の消費拡大です。
夏休み中は学校の給食がないため、生産者を応援したいといいます。
ローソンではさらに、韓国のコスメアイテムを大きく展開していて、若者の人気を集めています。
(ローソン 北海道エリアサポート部 坂本耕一さん)「商品を差別化することで、提供していって他のチェーンや小売り店との違いを伝えて来店動機につなげたい」
コンビニ激戦区・北海道で新たなサービスが続々登場し、差別化を図る動きが加速しています。