１７日から北海道函館市で開催される将棋の王位戦・第２局。

５連覇を狙う藤井聡太七冠が函館入りし、地元は早くも沸いています。

対局ももちろんですが、今回も勝負めしが白熱しそうです。

スーツ姿で函館の名所・五稜郭タワーに姿を現した藤井聡太七冠。

多くの歓声に包まれました。

実は函館に来るのは初めてだそうです。

（藤井聡太七冠）「五稜郭と函館の街並みが一望できて、ずっと眺めていたい景色」

挑戦するのは渡辺明九段です。

（渡辺明九段）「高いところから見るのは初めてなので、きれいな街並みだと思いました」

藤井七冠が５連覇を狙う王位戦。

名古屋で行われた第１局は藤井七冠が勝利。

第２局は函館で１７日から２日間にわたって繰り広げられます。

その対局会場となるのは老舗旅館・湯元　啄木亭です。

対局に集中できるように旅館も準備を進めてきました。

２人が相見える部屋は「桐の間」。

（湯元　啄木亭　西岡浩樹支配人）「設備も環境も整えたのでいい戦いをしてほしい」

腹が減っては戦はできぬ！と対局の合間に食べる「勝負めし」にも力を入れています。

旅館が用意したのは、函館をはじめとする道内の豊かな海鮮がふんだんに使われたメニュー。

もちろん名物のイカも！

（東海林記者）「コリコリとした食感と甘みがしっかりした函館のイカです」

函館のウリは海産物だけではありません！

贅沢にも高級魚・キンキから出汁をとった塩ラーメンです。

店での販売に先立って、今回の「勝負めし」にエントリーしました。

（東海林記者）「スープの中に溶け込んでいたキンキの出汁が口の中に広がります。上品で優しい味のラーメン」

シメに焼きおにぎりを出汁茶漬けにするのもおすすめだそうです。

（函館麺や 一文字　藤原恭平総本店店長）「考案していたときよりも勝負めしに決まってからブラッシュアップできたので、さらにいいものができた。ぜひ食べていただいて函館が盛り上がってくれれば」

他にも「カレーうどん」や「ビーフシチュー」など、道内の飲食店から全部で１１種類の料理と８種類のデザートと用意。

２人はどれを選ぶのか、勝負めしにも注目です！

（湯元　啄木亭　西岡浩樹支配人）「２人に楽しんで勝負していただいて。函館で対局してよかったと感じていただけるようなおもてなしで接客したい」

いよいよ函館で始まるあついあつい戦い！

このあと午後６時から前夜祭も開かれます。