猛暑の影響でいまがピーク“衣替え” プロがおすすめするクリーニングの新スタイルとは?
立冬を迎え、暦の上では冬です。
ことしは猛暑の影響で衣替えの時期が後ろ倒しになっているそうですが、いまプロがおすすめするクリーニングの新たなスタイルとは?
(林記者)「素敵な生活雑貨に囲まれたこのカフェ。実はクリーニング店でもあるんです」
洗濯している間に雑貨を買ったりカフェで楽しめるという、札幌市内にあるクリーニング店です。
特に人気なのは石鹸やブラシなどの洗濯用品です。
ことしは猛暑が続いた影響で衣替えが後ろ倒しになっていて、これからがクリーニングの本番だといいます。
(コインランドリー利用者) 「1年間おいて着ようと思ったら変色しているとか、よれていて着れないとなったら困りますね。きちっと洗ってからしまう。普段の洗濯よりちゃんとする」
夏の汚れをしっかり落とすにはどのようにすればいいのかプロに聞いてみました。
(とみおかクリーニング 札幌本店 小石川良美さん)「『しまい洗い』というのがある。衣類の繊維に汗とかを残さないでしっかり洗ってクローゼットにしまおうという。繊維に残っている油分や汚れや汗がそのまま酸化してきばみになっちゃうとシミぬきしなきゃいけない」
大切なのが衣服をしまう前によく洗う“しまい洗い”です。
使うのは、40度ほどのぬるま湯とブラシ、洗濯石鹸です。
(とみおかクリーニング 札幌本店 小石川良美さん)「ごしごしすると生地を痛めるので、押し付ける感じでやるほうが衣類を痛めないし汚れもよく落ちる」
強くこすらなくても、汗じみがきれいにとれていました。
(とみおかクリーニング 札幌本店 小石川良美さん)「特に暑かったのですごく汗汚れを気にされているという感じで、ことし秋になって一気にスーツのクリーニングの依頼が増えました」
季節の変わり目に洗いたいのはこんなものもー
(長南記者)「こちらの札幌市のクリーニング店ではスーツやダウンのすぐそばに、なんとテントがあるんです。テントはこちらにもさらに奥にもずらり」
道内の多くのキャンプ場が今シーズンの営業を終えたこの時期、人気なのがテントのクリーニングと撥水加工です。
(イチカワクリーニング 市川博基代表)「殺菌だとか、しわ伸ばし、撥水能力も上がる」
始めたきっかけはキャンプブーム。
テントを持つ人が増えた一方で、干したり手入れをするのが大変という声が多く、長期間保管する前にメンテナンスしてほしいという声を受け、去年から始めました。
(イチカワクリーニング 市川博基代表)「最近のテントは大きいので自宅で干すのも大変。メンテナンスできなくてしまいっぱなしの人が困って依頼いただいていると思っています」
猛暑の影響やキャンプブーム。
客のニーズに合わせてクリーニング事情も進化を続けています。