脱原発の株主提案 北海道電力は“早期再稼働が必要” 安全対策を強調 札幌で株主総会
北海道電力の株主総会が札幌市内で開かれています。
一部の株主が脱原発を訴えるなか、北電側は泊原発の早期再稼働が必要だと主張しました。
市民団体が会場前で原発反対の横断幕を掲げる中、北電の株主総会は午前10時から開かれています。
北電が4月に発表した2023年度3月期連結決算では、純損益が662億100万円の黒字となり、過去最高益となりました。
去年実施した電気料金の値上げや、燃料価格の変動が遅れて反映される「期ずれ」が、利益を押し上げたかたちです。
株主からは原発事業を含む不採算事業の撤退などが提案されましたが、北電側は反対しました。
北電は電力需要の増加を見越した泊原発の早期再稼働が必要だとして、安全対策の取り組みを強調しました。