“札幌の発明少女”開発現場に密着…アイディアの源は“100均”⁉いま“若者の特許”がアツい

わずか11歳という若さで特許を取得した“発明小学生”が札幌にいます。
アイデアのきっかけとなったのは、日常生活で感じた身近な疑問からでした。
小学生が開発した発明品とはどんなものなのでしょうか?
(発明品動画)「わ!ゴキブリだ!そんな時はこれ。CO2で虫バイバイマジックキャッチャー」
これは、虫を箱の中に閉じ込めて、二酸化炭素で窒息死させるという装置です。
画期的な発明品として、2024年6月に特許を取得しました。
(記者)「特許を取得した人がいると聞いたのですが・・・」
(奥天優衣さん)「奥天優衣です」
発明したのは、札幌市に住む小学6年生の奥天優衣さん。
(奥天優衣さん)「これです。6月です」
優衣さんはわずか11歳で特許を取得。
小学生の特許取得は、全国的にもほとんど例がないといいます。
発明品は「害虫捕獲、解放および駆除装置」。
いったいどのようなものか、さっそく見せてもらいました。
(奥天優衣さん)「虫を狙って閉じて、二酸化炭素を数秒箱の中に入れると、虫の気門に入って窒息死します。このまま捨てることもできるし、二酸化炭素を入れなければ逃がすこともできます」
優衣さんが思いついたのは、捕獲した虫を二酸化炭素で窒息死させる装置です。
二酸化炭素を注入しなければ、虫を逃がすこともできるという点が、これまでにない発明として特許に繋がったといいます。
(奥天優衣さん)「いとこの子どもが小さいとき殺虫スプレーが使えなかったので、何か方法がないかと考えました」
身近な疑問から画期的なアイデアにー
そんな優衣さんが発明のヒントにしている場所があります。
(奥天優衣さん)「これは電気の力を使ってハエをとることができる」
(母・和美さん)「ラケットみたい」
訪れたのは、近所にある100円均一の店。