北海道でいま一番アツいお魚…それはニシン!イタリアンにバーガーも 各地で席巻ニシン料理
いまが旬のニシンを美味しく食べてもらうのが狙いです。
北海道内各地の飲食店で、ニシンのオリジナル料理を提供するキャンペーンが開催されています。
プロが腕によりをかけたニシンの料理とは?
釧路産のニシンをまるまる一匹使った一皿、バゲットにも負けない香ばしさが特徴です。
2月限定でニシンを、1匹丸ごと20分かけてじっくりローストした一品を提供しています。
このニシン料理を出しているのは釧路市にあるホテルです。
(ANAクラウンプラザホテル釧路 井上隆総料理長)「皮は香ばしくパリッと、生臭さが軽減されます。身はしっとりと、骨の煮離れも良くおいしく食べれます」
豪快なイタリアンのニシン料理に、客もびっくりです。
(客)「おーすごいね!」
(客)「こんな大きいんだ」
そのお味は…?
(料理を食べた人)「こんな身がふわふわなの初めて」
(料理を食べた人)「脂が乗っていて柔らかくて、臭みも全くなく、こんなおいしいんだという」
実はこの料理は、ニシンの消費拡大を図ろうと道が主催しているキャンペーンの一環で、全道でおよそ100店舗が参加しています。
(ANAクラウンプラザホテル釧路 井上隆総料理長)「せっかくこれだけ脂がのった大きなおいしいニシンを、全国の子どもたちじゃないですけれど、いろいろ教えていきたい」
まさに今、旬を迎えているニシン。
小樽市では、連日水揚げされています。
(漁師)「ことしのは脂がのっててすっげえうまい」
漁獲量は長らく低迷していましたが、2016年から上昇傾向に。
去年は推計で2万トンにせまるなど豊漁が続いていて、消費量を増やすことが課題となっています。
富良野市のこちらの店では、ニシンを使った和風のライスバーガーを考案しました。
カリっと揚げたニシンの竜田揚げ、そしてお米は富良野産です。
骨が丁寧に取り除かれたニシンの竜田揚げと、きんぴらごぼうの相性が抜群です。
(山﨑記者)「ニシンのうまみがギュッとつまっている」
(ぷちぷちバーガー 平野弓弦さん)「北海道を代表する魚のひとつなので、北海道の方だけでなく、観光する海外のかたにも世界中に発信できたら」
2月、小樽では大量のニシンが産卵し海が白く濁る「群来」も見られました。
いまが旬のニシン、様々な飲食店が提供する自慢の料理で味わってみてはいかがでしょうか。