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新幹線延伸で設置「新小樽駅」のデザイン案公表 アクセスに課題も…小樽駅まで4キロ

2023年10月20日 16:16
新幹線延伸で設置「新小樽駅」のデザイン案公表 アクセスに課題も…小樽駅まで4キロ

北海道新幹線の札幌延伸に向け、新しい駅が設置される小樽の駅舎デザイン案が公表されました。

小樽では新幹線の新駅と、在来線や観光地とのアクセス面での課題も懸念されています。

道内を代表する観光都市・小樽市です。

山側の一角で新幹線延伸の工事が着々と進められています。

札幌と新小樽の間をわずか12分で結ぶ新幹線の開業は、小樽市民にとっても期待大です。

(小樽市民)「小樽は高齢者が多くなって若い人が少なくなっているので、そういう雇用の問題に関してもいいことだと思っています」

その小樽市にきょう、新幹線の建設を進める鉄道・運輸機構から新駅の3つのデザインが提案されました。

コンセプトは「浪漫が薫る温もりと心地よさを感じる駅」で、A案は小樽の街並みをイメージしています。

B案は小樽の歴史を感じさせるレンガとガラスで帆船をイメージしたデザイン。

C案は周辺の自然環境に溶け込むように水すだれがイメージされています。

3つのデザイン案や新しい駅についてまちで聞きました。

(苫小牧からの観光客)「スタイリッシュでかっこいいなと思います」

(大阪からの観光客)「観光しようと思ったらちょっと遠いかもしれませんね。観光のど真ん中に交通の拠点がないと行きにくいと思います」

北海道新幹線は2030年度末の札幌延伸を目指しています。

延長212キロでその8割がトンネルです。

このうち新幹線の新小樽駅は、在来線の小樽駅から南におよそ4キロほどの場所に建設されます。

このため、課題は交通アクセスです。

(恩田記者)「新幹線の駅の建設地から小樽の中心部まで車で移動してみます」

新小樽駅建設地の小樽市天神地区から、いまの小樽駅までどのぐらい時間がかかるのでしょうか。

(恩田記者)「小樽の駅に到着しました。かかった時間が11分ほどです。少しやはり時間がかかるかなという印象はあります」

新小樽駅が建設される場所の周辺は山に囲まれていて、現在は在来線の小樽駅まで車かバスで移動するしかありません。

アクセス面の課題について小樽市長はー

(小樽市 迫俊哉市長)「中心部から4キロほど離れていますので、どういった形で新駅を利用していただけるのか。二次交通をどうするかということも、戦略部会の中で議論をさせていただいています」

少しずつ形が見えてきた北海道新幹線の札幌延伸。

新しい駅の整備が進む一方で、工事の遅れやアクセス面も喫緊の課題です。

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