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ほぼ全世帯で断水「不便」飲食店など臨時休業も 水道管で水漏れか 住民生活に影響 北海道下川町

2025年3月11日 16:20
ほぼ全世帯で断水「不便」飲食店など臨時休業も 水道管で水漏れか 住民生活に影響 北海道下川町

北海道下川町で、ほぼ全世帯にあたる1500世帯で10日から断水が続いています。

町は原因を調べていますが、復旧のめどはたっておらず、住民生活に影響が広がっています。

車が列をつくり、続々と入っていくのは下川町役場です。

町民ひと世帯あたりに配られたのは、6リットルの飲料水。

町では10日午前11時半ごろから「水道の水圧が弱い」などの苦情が役場に相次ぎ、水道管のどこかで水が漏れている可能性が判明。

町は漏水箇所を特定するため、10日から町内のほぼ全域を断水して調べています。

(町民)「やっぱり不便ですね。風呂はきのうは入っていないですよ。温泉も休みだから名寄とかに行って入ってこようかなと思います」

(町民)「やっぱりトイレとか困りますね、人数が多いので。水を飲む量を減らしてもらっています」

水を受け取りに来た男性に、自宅の水道を見せてもらいました。

(住民)「多少出る。(水圧が)弱いですね。きのうは止まっていた」

町は11日朝から1日に4回、2時間ずつ水道を使えるようにしていますが、復旧のめどはたっていません。

(住民)「洗い物も水がこんなに出が悪いのでためている。水がなかったら生きていけません」

影響は店舗にも…

町内のうどんの店には「臨時休業」の紙が貼られていました。

また、美容室ではシャンプーの施術が中止に。

別の美容室でも10日から臨時休業を強いられました。

(店の人)「こういう汚い水が出る。全然でないでしょ…これじゃとても仕事になりません。早く元に戻ってもらわないと何だか落ち着かないです」

このほか、断水の影響で下川小学校が臨時休校したほか、ほとんどの公共施設が休館となっています。

町は隣接する名寄市から給水車の応援を受け、町民に飲料水を提供しているほか、北海道開発局に対しても給水支援を要請したということです。

町では引き続き、漏水箇所や原因の特定などを急いでいます。

最終更新日:2025年3月11日 16:20
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