港に迷い込んだクジラが姿消す 脱出できたのか?力尽きたのか?出血情報もあり地元漁師も心配
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北海道釧路町の老者舞漁港に迷い込んでいた体長約10メートルのクジラが姿を姿を消したことがわかりました。
クジラは17日早朝、港の出入口とは逆の東側で、時々潮を吹きながら左回転繰り返しているのを地元の漁師が見つけました。
しかし救助のために近づくのは危険として釧路総合振興局や地元住民は自力で脱出するのを見守るしかないと判断しましたが、悪天候によるシケも発生し健康が心配されていました。
その後、クジラは1日以上港内で泳いでいる姿が確認されていましたが、18日午後2時半ごろ見た漁師によると、「この海域では初めて見るザトウクジラと思う。船着き場に乗り上げそうな港内の隅で泳いでいたが、その後見えなくなった。」ということです。
別の地元漁師は「頭や尾びれから出血していたという話もあり、港から脱出できたのか、力尽きて沈んでしまったのかわからない」と話しました。
クジラは19日正午の時点でも港に姿はなく、無事に海に帰ることができたかはわかっていません。