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2月観測史上初・札幌2日連続2けた気温記録 名物冬のまつりは会期12日も残し無念の中止

2024年2月14日 18:36
2月観測史上初・札幌2日連続2けた気温記録 名物冬のまつりは会期12日も残し無念の中止

(北本アナウンサー)「北区です。いたるところに大きな水たまりがあります」

札幌では最高気温が10.8度となりました。

2日連続で2けた気温となるのは2月としては観測史上初めてです。

気温上昇で踏み固められた雪や氷の表面が溶け、路面はツルツル。

非常に滑りやすくなりました。

(市民)「一応ブーツにして長いズボンにしないようにして。水とかはねちゃうので…」

季節外れの暖かさにコートを手に歩く人や半袖で歩く人も…

(東京からの観光客)「暑くてもう、暑くてもう汗かいちゃって。いつもこの時期来ているですけど異常ですね」

道南の函館ではきのう(2024年2月13日)よりも気温が上がりました。

(東海林記者)「駐車場には雪が残っていますが、道路には雪がまったくありません」

最高気温は13.1度にー

きのうの夜に積雪がゼロセンチとなりました。

函館近郊の大沼国定公園では、冬の風物詩・ワカサギ釣りが手ぶらで楽しめると人気ですが、この暖かさで湖の氷がかなり薄くなっているということです。

(東京からの観光客)「沖縄出身で雪を楽しみにしていたんですけど、雪も降っていなくて積もっていなくて、東京よりあったかい」

(大沼合同遊覧船株式会社 川村吉弘さん)「(氷の)厚みはまだ37~8センチあるので問題はないんですけど。氷の表面がご覧の通り水浸し状態」

大沼国定公園では引き続き、氷の状態に気を付けながら営業を続けるということです。

一方、気温上昇で氷像への一部立ち入りが禁止されていた千歳市の支笏湖氷濤まつりにもさらなる影響が―

(支笏湖まつり実行委員会 小林典幸実行委員長)「今回は崩れ落ちるという今まで経験したことない状況になっていて、とても安全確保をできないということで、やむなく閉鎖する決断をしました」

氷が溶け、骨組みがむき出しになる氷像。

氷濤まつりは2月25日までの開催を予定していましたが、実行委員会では安全を考慮し、会期を12日残して今シーズンは中止することにしたということです。

(支笏湖まつり実行委員会 小林典幸実行委員長)「私たちの努力が一瞬にして水になってしまった切なさというのは計り知れないぐらい。これを楽しみしてくれているお客様にも本当に大変申し訳ない」

新得町ではことし初めて開催を予定していた催しに危機がー

新得駅前では子どもたちにオーバーオールに自由に絵をかいてもらい、寒さを活かしてオーバーオールを凍らせ、立たせて展示をする計画でしたが…

(記者)「何着立つ予定ですか?」

(地域おこし協力隊 渡辺晴喜さん)「予定だと20着展示する予定でした。気温が高くてつなぎが凍らず…展示が中止になりました」

イベントは2月いっぱいまでの予定で、寒さが戻ることを祈り準備を進めるということです。

春本番を思わせる季節外れの陽気は一旦きょうまでで、あす以降は再び上空に入り込む寒気の影響で、道内各地で気温が下がる見込みです。

寒暖差による体調管理はもちろん、路面の凍結による事故などにも注意が必要です。

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