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【地震から4週間】液状化被害が集中した新潟市西区「地域全体で地盤改良を」 新潟大学などが能登半島地震の調査結果を報告 《新潟》

2024年1月29日 20:31
【地震から4週間】液状化被害が集中した新潟市西区「地域全体で地盤改良を」 新潟大学などが能登半島地震の調査結果を報告 《新潟》
能登半島地震から1月29日で4週間です。
新潟大学などが地震の調査結果を報告しました。新潟市西区を中心に液状化の被害が広がりましたが、今回の報告会で専門家は地域全体で地盤を改良する必要があると指摘しました。

29日、新潟大学で行われた能登半島地震の報告会。災害・復興科学研究所が液状化の被害ついて調査結果を明らかにしました。

〈新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授〉
「一番弱い地質、地形の部分が今回被害を受けた」

被害が大きかったのは主に新潟市西区の2つの地域。砂丘の末端に位置する寺尾地区とかつて信濃川が流れていた善久地区です。

卜部教授によると、これらの地域は、60年前の新潟地震でも液状化とみられる被害を受けていたといいます。

〈新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授〉
「新潟地震の被災地としてわかる部分を重ねたのがこの濃い色。これと、我々が調べたことがあっているかというとあってます」

繰り返される「液状化」・・・。

60年前は「液状化」という言葉もなかった頃で適正な地盤改良も行われていなかったということです。

卜部教授は被害が集中しているところについては地域全体で地盤を改良する必要があると指摘しました。

〈新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授〉
「街区としてまとまっていると、国の復旧まちづくりっていうメニューが3.11(東日本大震災)のあとにあるはずなのでそういったものを適応できるのかっていうことを含めて検討いただけると。このままじゃ地域として空き地になるだけだと極端な話思いますので何かしら我々も含めてみんなで考えていかなければいけない」

一方、今回の地震で県内では長岡市のみ震度6弱を観測していましたが、気象台は西区の寺尾付近も震度6弱と推計されると発表しました。

また、今後2~3週間は最大震度5弱程度以上の地震が発生する可能性があるとして注意を呼びかけています。
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