「雪を見たい!」インドネシアから子どもたちが十日町市へ 《新潟・十日町市》
日本の雪を見てみたい!そんな願いをかなえるためインドネシアの児童養護施設に通う子どもたちが十日町市を訪れました。雪国・新潟で何を感じたのでしょうか。
一面の銀世界が広がる十日町市、松代地域。雪の中を走る降り積もった雪の中を遊びまわっていたのは、インドネシアから来た子どもたちです。
〈男の子〉
「(ワオ!)」
生まれて初めて見るという雪に大はしゃぎ!
〈男の子〉
「(冷たいけど雪だるまも作れるから雪は好きです)」
訪れたのは14歳から18歳の10人。
普段は、インドネシアの児童養護施設で暮らしています。両親がいなかったり経済的に生活が苦しかったり、境遇は様々。そんな彼らには願いがありました。
写真の中で見た「雪」を日本に行って見てみたい。
施設でボランティアをしていた菊地真衣子さんが中心となり、クラウドファンディングで支援を呼びかけると目標額を達成。子どもたちの来日が実現したのです。
〈施設でボランティア 菊地真衣子さん〉
「純粋に楽しんでもらいたい。どんな気持ちを持ってもいいので。肌で感じてもらいたいですし言葉で言うよりも見たり感じたりそのまま受け取ってほしいなと思っている」
この日、子どもたちは日本の伝統文化を体験!正月恒例の「書初め」をしたり……。インドネシアでも有名だという「着物」を着てみたりと日本を存分に楽しみます。
〈ボランティア〉
「(いいじゃん!)」
〈女の子〉
「(着物はきれいな色で好きです!)」
イベントの終盤には小正月の行事「どんど焼き」も行われ、地元・十日町の人たちが用意したみそ汁なども堪能しました。
〈女の子〉
「(おいしい)」
〈菊地真衣子さん〉
「ぎこちないジェスチャーの中でも必死に地元の方とコミュニケーションをとろうとして国境を越えていくのがすごく私も肌で感じることができて嬉しかったです」
〈地元の人〉
「(新潟は)寒いでしょ?」
〈インドネシアからの女の子>
「Year!めっちゃ寒い」
〈インドネシアからの男の子〉
「(人々は一緒に笑って私たちと話してくれてとても親切でした。大好きです)」
初めて訪れた新潟で多くの経験をした子どもたち。寒い冬に、あたたかい思い出をつくっていました。
「トゥリマ・カシ~~(ありがとうございます)」