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“黄色いフラッグ”が復活 長岡市旧川口町 中越地震から20年 《新潟》

2024年10月1日 19:17
“黄色いフラッグ”が復活 長岡市旧川口町 中越地震から20年 《新潟》

68人が犠牲となった中越地震から10月23日で20年を迎えます。最大震度7を観測した長岡市の旧川口町である取り組みが復活します。シンボルは黄色いフラッグです。

長岡市の旧川口町をめぐる1台の黄色い車。
各地域を回り、次々と段ボールを手渡していきます。

〈担当者〉
「ことし震災から20年経つので、 黄色いフラッグを再開させていただきたく、皆さんに配っていただきますようお願いしたいと思います」

2004年10月23日に発生した中越地震。68人が犠牲となり避難者は一時10万人を超えました。

最大震度7の揺れに襲われた旧川口町では8割近くの住宅が半壊以上となるなど大きな被害を受けました。

避難生活を送る住民のもとに届いた全国からの支援物資。

感謝の思いを形にしようと旧川口町で始まったのが「黄色いフラッグ大作戦」でした。

黄色いフラッグにつづる思い思いのメッセージ。

震災からから3年後にはじまり2014年まで毎年行われ、まちじゅうを彩ってきました。

中越地震から10月23日で20年。

あの日を忘れず、改めて感謝の気持ちを表そうと再び「黄色いフラッグ大作戦」が計画されました。1日は1300枚以上の黄色いフラッグを配布。

メッセージの記入と掲示を呼びかけました。

〈まちの人〉
「震災の後このフラッグで気持ちを高ぶらせて行けたんじゃないかなと思っています」
「みんなあの時の思いは忘れないと思うよ。みんなに世話になったり」

黄色いフラッグには教訓をつないでいく意味も込められています。

〈震災復興おかげ様感謝デー実行委員会 事務局 中林道泰さん〉
「どうしても薄れゆく部分が否めない部分がありますので川口住民の方も外の人たちも含めてその日だけは思い出していただくきっかけになれば」

中越地震から20年。黄色いフラッグが再びまちじゅうを彩ります。

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