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新潟市の小学校で授業再開 元日の地震を経験した児童「怖かった」《新潟》

2024年1月9日 20:37
新潟市の小学校で授業再開 元日の地震を経験した児童「怖かった」《新潟》
能登半島地震から9日目。新潟県内でも、自宅が被害を受けるなどいまも生活がままならない人たちがいます。そうした中、新潟市の小学校では冬休みが明け、9日から授業が再開しました。児童からは様々な思いが聞かれました。

久々に学び舎に元気な声が響きました。

新潟市西区の新通小学校です。

天井の一部が崩れるなどの被害がありましたが、冬休み明けの9日、通常通りに授業を再開しました。

〈児童〉
「(冬休みは)家族と出かけたりおいしいご飯を食べたり友だちと遊んだりしました」

〈児童〉
「雪遊びとかしようと思ったが雪が溶けていてあまりできず家の中でゲームしたりとかしてみんなで遊びました」

一方で、地震の記憶も。

〈児童〉
「(通学路の)道路が液状化したりして怖いなと思いました。今まで体験してこなかったような揺れだったのですごく怖かったです」

〈児童〉
「(地震直後に)避難した人もいると聞いたので、やばいのではないかと思ったがクラスは大丈夫だったみたいで安心しました」

〈児童〉
「先生とか友だちに会えるのはすごく楽しみだったがニュースで見ていた石川県の人たちが心配です」

県によると新潟市では坂井輪中学校が臨時休校、それ以外の小・中学校は通常通りの再開です。

坂井輪中学校は1月11日から新通小学校の教室を借りるなどして対面とオンラインの授業を行うとしています。

まだ、日常が戻って来ない人も…

液状化現象の被害にあった新潟市西区の住宅です。

雪を掘り、探していたのは下水道につながる配管のふた。

〈業者〉
「普通だったらまるっきし水がない」

本来、水が溜まらない場所に水が溜まっていました。

住人の吉川さんによると家は傾き、下水も流せなくなり、生活できない状態だといいます。

子ども2人は友人や祖母の家などにばらばらに避難しています。

〈吉川由貴子さん〉
「さみしいですよ。かわいそうだなと思いますけど、仕方がないしか言えないですよね。何をどうどこから手を付けていいかわからないので、とりあえず、り災証明書の発行(申請)はしましたが、これからだなって」

新潟市内では9日朝の時点で3930世帯からり災証明書の申請があり、そのうち西区からの申請が約7割を占めています。

9日に開かれた対策本部会議で花角知事は…

〈花角知事〉
「新潟市を中心に多くの建物で被害が生じていることも明らかになり、被災された方々の速やかな生活再建に向けて取り組みを加速していく必要がある」

県は今回の地震で被災した人を対象に修理にかかる費用の一部を負担する独自の支援制度を設けています。

住宅が大規模半壊した世帯には最大約170万円、中規模半壊や半壊の世帯には約120万円となっています。
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