「海の日」各地にぎわう 元日の地震で被害受けた「なおえつ海水浴場」も海開き 津波被害を乗り越え 《新潟》
3連休最終日「海の日」の15日、海水浴場は涼を求める家族連れなどで、にぎわいました。
また元日の地震で津波の被害を受けた上越市の海水浴場でもこの連休中に海開きを迎えました。
<記者リポート>
「海の日のきょう、こちらの海水浴場では曇り空となる中、家族連れが海水浴を楽しんでいます」
新潟市の小針浜海水浴場では海岸で砂遊びを楽しんだり浮き輪で波に揺られたり、訪れた人は連休最終日を満喫していました。
<海水浴客>
「めっちゃ涼しくて気持ち良かったです」
<群馬県から来た人>
「海なし県なので海目当てに来ちゃいました」
「みんなで家族団らんできるのはたのしいですね」
1歳の誕生日を7月末に控え、15日が海水浴デビューとなりました。
Q)海は慣れたかな?
<海水浴デビューの親子>
「ちょっと慣れたね落ち着いたね、さっきまで泣いてたね」
お父さんに抱きつき離れず……。
はじめての海はちょっぴり怖かったようです。
上越市の「なおえつ海水浴場」は13日、特別な思いで海開きを迎えました。
<なおえつ浜茶屋組合 桑原尚二 組合長>
「コロナ明けで去年一気にお客様が増えてそのうえで、ことし期待している中で震災があったものですから……」
元日の地震で被災したのです。
津波が海水浴場を襲い海の家でも資材などが押し流されました。
あれから、半年……。復旧作業を進めなんとか迎えた海開き。
7軒あった海の家うち、ことしは5軒が営業する予定でいまも一部で準備が進められています。
<上越市から来た海水浴客>
「整備はされているのでまた今年も子どもたちも楽しく遊べればなと思っています」
この日を待っていたのは地元の人だけではありません。
<長野県からの海水浴客>
「長野県の多くの方が新潟県の海を利用させてもらってるので、この間の震災で大きな被害があったので少しでも元気づけられればという思いで来ました」
「信州の海」とも言われるほど長野県など県外からも多くの人が訪れる海水浴場……。
“土地勘”がない人でも安心して海水浴を楽しんでもらうため……津波が来た際にすぐに高台に避難できるよう、階段も新たに設置されました。
<なおえつ浜茶屋組合 桑原尚二 組合長>
「なんとか頑張ってやってますんで、ぜひ様子だけでも見に来ていただけたらと。そのなかで楽しんで遊んでいただけたらありがたいかなと思っています」
津波の被害を乗り越え、夏本番を迎えようとしています。