「元気で帰ってきてね」 小学生がサケの稚魚2200匹を放流 地域の歴史や自然環境を学ぶ 《新潟・長岡市》
元気に戻ってきてくれるでしょうか。17日、長岡市を流れる信濃川の支流、柿川で地元の小学生がサケの稚魚を放流しました。
バケツの中をのぞき込む児童たち。
Q)お魚の様子はどう?
「かわいい」
「1匹だけ動いてない」
「あっ動いた」
17日、サケの稚魚を放流したのは長岡市の柿小学校の1年生と2年生です。学校の前を流れる信濃川の支流、柿川に2200匹の稚魚を放流しました。
柿川の上流には縄文時代の遺跡があり、サケは当時の生活に欠かせなかったことから地域の歴史や自然環境について学んでほしいと10年以上前から授業として行われています。稚魚の一部は児童たちが卵をふ化させ、エサを与えるなどして育ててきました。
〈児童〉
「悲しかった。育てたのにいなくなっちゃうから」
Q)どんな気持ちでサケとお別れした?
〈児童〉
「元気でまた帰ってきてという気持ちで」
〈児童〉
「(サケに)また会いたいです。3年か4年後くらいに帰ってくるのでその姿を見てみたいです」
児童は多くのサケが戻ってくることを願いながら稚魚を見送っていました。