木曜~金曜にかけ警報級の大雪のおそれ「暖冬予想なのになぜ?」気象予報士が解説 大分
大分県内は19日も厳しい冷え込みとなり山間部では雪が降りました。
この寒さのピークは木曜日から金曜日となる見込みで、平野部でも雪が積もる可能性があり注意・警戒が必要です。
19日朝の竹田市久住町です。一面が雪に覆われ銀世界が広がりました。
寒気の流れ込みが続いている影響で19日も県内は真冬並みの寒さに。
最低気温は由布市の湯布院で0.1度、玖珠で0.2度、竹田で0.6度などとなりました。
道路ではスリップしたとみられるバイクと運転手の姿も。
また、大分市内では冷たい雨が降りました。
最高気温は県内全ての観測地点で1桁台で、最も寒い時期を下回りました。
12月に入ってから暖かい日が続き、ことしは暖冬の予想が出ていましたが…
◆大波多美奈気象予報士
「暖冬とはあくまで平均気温をとった時に平年よりも高いという予想。一時的にはものすごく冷え込むこともある」
大波多気象予報士は「暖冬の予想でも備えが必要」と指摘します。
◆大波多気象予報士
「2016年の1月、県内を大寒波が襲った。この年は冬全体でみれば気温としては暖冬だったが、この時、1月の終わりにだけ非常に強い寒波がやってきて県内でも大きな影響が出た」
気象台は21日木曜から22日金曜にかけて冬型の気圧配置が強まり平野部でも警報級の大雪となるおそれがあるとして、雪や路面の凍結などに注意・警戒を呼び掛けています。