「殺人罪への変更を」ひき逃げ重要指名手配 八田與一容疑者 遺族が警察に約7万7000人分の署名提出
大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件は29日で2年となります。
八田與一容疑者が依然として捕まらない中、遺族などは28日、時効が無い「殺人罪」への容疑変更を求めて警察に署名を提出しました。
2022年6月、別府市の交差点でバイクに乗っていた大学生2人が車に追突され死傷しました。
警察は2023年9月現場から逃走した八田與一容疑者27歳を道路交通法違反ひき逃げの疑いで重要指名手配し行方を追っています。
29日で事件から2年となるのを前に28日午前、遺族や支援する会などが別府警察署を訪れました。
ひき逃げの公訴の時効が7年であるため時効が無い「殺人罪」に変更することを求めておよそ7万7000人分の署名を提出しました。
遺族は「迫りくるあと5年という時効の壁。一体いつまで私たちは八田與一を追い続けるのだろう。終わりの見えないこの苦しい活動をいつまで続けなければいけないのだろう。重要指名手配ポスターに並ぶ八田以外のあまりにも古い写真を見ては、そう思うのです。どうかお願いです。「救護義務違反」ではなく時効のない「殺人罪と殺人未遂罪」に早く切り替えて、全国での全力捜査、事件の早期解決を望みます」とコメントしています。
一方、県警は28日八田容疑者の現在の風貌を想像して描いた似顔絵を公開し更なる情報提供を求めています。