別府でタクシー会社8社合同で「日本版ライドシェア」タクシー不足解消へ 大分県内初
「タクシーがなかなか捕まらない」そんな状況を改善するため2024年4月に始まった、一般のドライバーが有料で客を運ぶ日本版ライドシェア。大分県内では初めて別府市で13日から始まりました。
別府市ではコロナ禍の影響でタクシー会社のドライバーが2割から3割減り夜の時間帯を中心に、客から「タクシーを呼びたくても呼べない」などという声が多く寄せられていました。
こうした状況を改善するため市内のタクシー会社8社が合同で13日から始めたのが日本版ライドシェア。
導入されるのは県内で初めてで先ほど出発式が行われました。
このライドシェアは、専用のアプリを使って車両を呼びます。ほかの地域のライドシェアでは一般の車両が使われているところもありますが別府ではタクシーの空き車両が活用されます。
見た目では分かりづらいですが車両には「ライドシェア」の文字が。
車両を呼んだ段階で事前に運賃が確定し二種免許を持っていない一般の人がドライバーを務めますがタクシー会社が雇用する形です。
これにより街に車両が増えて利用客は利用しやすくなる。また、ドライバーは二種免許が無くてもタクシー会社に雇用され仕事が出来ます。
そしてタクシー会社は空き車両を活用でき売り上げが増えるメリットがあるということです。
◆別府市タクシー協会田中陽介事務局長
「利用者、特に地元の方から呼びたい時に呼べないという声 があったのは事実としてあったので、スピード感を意識してやっていきたい」
別府市では6月からコミュニティバスを使った別の仕組みのライドシェアも始まっていて、こうした取り組みを通じタクシー不足の解消に繋がるが注目されます。