日銀大分支店6月短観 県内は2期連続で景況感悪化 9月も「収益の悪化が予想される」
日本銀行大分支店は、6月の短観=企業短期経済観測調査の結果を発表しました。大分県内の景況感は2期連続で悪化しています。
日銀大分支店が発表した6月の短観によりますと、景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を引いた業況判断指数は、全産業でプラス16でした。
前回3月の調査から7ポイント減少し、2期連続での悪化となっています。
産業別では非製造業が12ポイント減少。特に「小売」「宿泊・飲食サービス」などの落ち込みが目立ち、日銀大分支店によりますと、「物価高の影響で商品を買う量を控える動きや、観光関連で客足の鈍化を指摘する声がある」ということです。
また、9月も全産業で5ポイント減少する予測となっていて、日銀大分支店は「エネルギーや原材料価格の上昇による値上げにより、収益の悪化が予想される」と話しています。