「弱い気を出さず張切って」出撃の日の朝に書かれた遺書など 特攻隊員の遺品展示する企画展 大分県宇佐市
ことしで戦後80年となる中、海軍航空隊の基地があった宇佐市では特攻隊員の遺書などを展示する企画展が開催されています。
企画展が行われているのは宇佐市民図書館です。
展示されているのは戦時中、宇佐海軍航空隊に所属し、特攻隊員として出撃して、27歳の若さで亡くなった藤井真治さんの遺品です。
遺品は藤井さんの遺族が市に寄贈したもので、この中には家族にあてて書かれた遺書も含まれています。
出撃当日の1945年4月6日の朝に書かれた遺書には「弱い気を出さず張切って張切って」とつづられていて、これから特攻に向かう自分を奮い立たせようとする藤井さんの覚悟を感じさせます。
この企画展は5月11日まで開催されています。
最終更新日:2025年3月15日 18:22