ドローン使って荷物を配送 中山間地の物流維持へ 山間部の物流を止めないためにも全力で
中山間地域の物流を維持するため、ドローンを使った荷物の配送実験が12日、木曽郡・木祖村で行われました。
上空から近づいてくる1機のドローン。ふわりと着陸すると…
荷物をポトリ。
静かに荷物を残して再び空へ―。
これは県が12日、木祖村で行ったドローンを活用した配送の実証実験です。運送会社とドローンでの配送事業を行う山梨の会社など4社が連携し、「7.3キロ」離れた場所から「18分」かけて荷物を運びました。
木曽地域振興局 渡邉卓志 局長
「事業者と話をする中で木曽には課題があると。具体的に言うと、週に配達される回数が、場合によって制御されるという可能性があると。それであれば対策を考えなきゃいけないと」
木曽郡では今後、運送会社の人手不足により中山間地域で生活に必要な物流が維持できなくなる恐れがあり課題となっています。
実験ではまず、各社の荷物を1か所に集め、そこから届け先に応じて陸路またはドローンで配送。
ドローンは重さ・最大5キロの荷物で1時間 飛ぶことができ、飛行中は山梨の事業者が遠隔で監視を行いました。
参加した運送会社は、「ここをモデル体系として、山間部の物流を止めないためにも全力で協力したい」と話しています。