地震などの土砂災害を想定 ドローンを活用し被害調査の実証実験
迅速な対応が可能になるかもしれません。
10日、北安曇郡小谷村で地震などによる土砂災害を想定しドローンを使った広域被害調査の実証実験が行われました。
北安曇郡小谷村で行われたドローンの実証実験。中谷川沿いの山間部、片道5キロの広域的な範囲を調査していきます。
今年の元日に起こった能登半島地震では大規模な範囲で陥没や土砂災害が起こり道路が寸断され孤立集落も発生。通行止めや長時間の渋滞が発生し物資の輸送に影響を及ぼしました。
これを踏まえ県は広域的な範囲での被害を把握するため迅速かつ安全に初動対応が行えるようにと実施されました。
10日午前中には事前にドローンが飛ぶコースをプログラミングし 遠隔でも操作できるドローンを使用。
山間地でどの程度安全に飛ぶことができるのかなどを確認しました。
県建設部砂防課 山田晃担当係長
「これまでは10年くらい前に起きた神城断層地震の時とかはヘリで調査したりしています。もしくはヘリで確認する時間がないときは人が歩いて見に行っていたが今後はUAV(ドローン)を使うことによって安全と時間が大幅に改善されると思いますので県の事業や人名の救助に役立てられたら」
今回の結果を踏まえて今後どのように運用するか検討しできるだけ早く活用したいとしています。